「Bray meはいいよね」とバンドマンに言われるたびに「でしょ」って思う。君があぐらかいて他のバンドの様子伺ってる間に私たちは自分たちがどうしたいか考えて動いてきただけだもん。そうは言っても2020年はお客さんのいないライブも沢山してきたよ。Bray meはいいよね?なめんなよ、って思う。
— 伊東杏里 – 5/23吉祥寺WARPで企画 (@ITOANRI) April 26, 2021 先に言っておくと、批判するために書いたわけじゃないし、謝るとかそういう話じゃないと思ってる。ただ、なめられてるような気はしたよね。 「Bray meはいいよね」って言葉は、私にとっては純粋な「いいな」の気持ちではなく、皮肉や嫌味にも聞こえてしまったんだ。 2020年。私たちはメンバー全員で、本当にたくさんの時間を使ってミーティングした。やるかやらないか、そもそも自分たちはどうありたいか?などをスタジオの時間の何倍も話し合ってきた。長時間話し合いしすぎて、何度も何度も4つの脳内がショートしたぐらい。。 ライブをやろうと決めたのは、ルールを守った上でやれる環境があればやろうぜ!って話だった。ライブ好きだし、命そのものだし。 それから、自分たちには夢があって、そこに向かっていくためにはライブハウスがあってのことで。 個人的にメンバーに伝えたことをシェアするなら、まずはライブハウスの人にパワーを与えたいと思ったんだ。 ライブハウスの店長やスタッフがいて、ライブハウスが在る。そもそもそこにいる人にパワーがなくなってしまったら?ライブハウスがなくなってしまうかもしれない、と思ったから。 ライブハウスがなくなってしまったら?私たちの夢も無くなってしまう。 言わば、運命共同体なんですよね。 リアルに、最悪ね、アーティストはライブをやらなければ組織としては残れると思うんですよ。でもライブハウスはアーティストとは違って常に存続の危機だった。 ライブハウスの人たちにさえ希望があれば、”ライブハウス”の希望になると思った。だから、お客さんが来る来ないは正直関係なくライブハウスでライブしようと思った。(それでもお客さんが来てくれて、あの時は、本当に本当に嬉しかったです。) もちろん限りはあったよ。自分の生活もメンバーの生活もギリギリだったからね。 やれる範囲でしかやれない苦しさももちろんあったよ。言わなくても知ってると思うけど、ライブすれば、そりゃ〜、赤だった。(いやいや、お金の話は汚く無いよな〜〜。) しかし去年はBray me全員の意志でライブをすると決めた。 そんな中で、安易な気持ちだったかもしれない。 「Bray meはいいよね」って言われて、私たちの背景どころか側面すら知らずに?そういうこと言っちゃうんだね?って思っちゃったんだよ。 私も危機的状況にヤられてたし、今もヤられてるのかもだな〜〜笑 まあ、なんならその当時は、メンバーの気持ちにツバつけやがったな?!ぐらいには思ったよ。 「いいよね」って言うぐらいなら、やれよ。考えろよ。動けよ。後悔しない行動をしろよ。 フラットにそう思った。 私たちは、後悔しない行動をしただけ。 と、私は思ったし思ってる。 ここからはちょっと違う話。 ライブをやらない選択をしたバンドもいるし、ライブができない規模のバンドもいることも確かなことだった。後者は人気すぎてね。 絶妙な話なんだけどさ、言ってしまえば私たちのようなバンド、動けるバンドが動くべきタイミングってあったと思うんだ。 だから、ライブができるライブハウスがあるならライブしようって思った。 ライブをやらない選択をした仲間のバンドと、今はライブができないバンド仲間のためにも、ライブができる状況の私たちがやろうって話をした。やれるバンドはやるべきだ、今だ、と思った。 これが未来に繋がると信じて、ね。 そして、ライブをすることに対して「ライブやれてる自分たち偉い!」などと言った気持ちは全くなかったし、そういうスタンスはやめようという話もした。 ライブしたい気持ちがある中で、家族や愛する人、他の誰かのためにやらない選択をした仲間のことを本当に尊敬しているし、その仲間に失礼だと思ったから。 そういった仲間がライブしたい気持ちをグっと堪えて曲作りしてたこと、私知ってるよ。 その仲間がライブできるようになった時、私嬉しかったよ。 やめないでくれてありがとうって思った。 そんな仲間たちに対して、ツイートしたように「あぐらかいて他のバンドの様子伺ってた」とは1ミリも思ってないので、ここは勘違いしないでほしいな。 ここからは、これからの話をさせてもらうね。 今年は2020年と同じようにはいかないし、しない。これは私たちの選択として。 1年通して色々やった。振替公演も何度もやった。本来の予定より半年先延ばしでツアーファイナルを終えたり、初めて対バンを募集する形のライブもやった。 久しぶりにライブしたときはアンプの重みが嬉しかった。1本1本のライブを噛み締めながらライブした。 全部ライブハウスあってのことだった。 だからこそ、今年も去年と同じく、自分たちがどうしたいか?といった気持ちをとても大事にしたいと思う。 だからこそ、去年とは同じことはしない。 自分たちも、人間であり、命がある。命ある者に必ず終わりがあるように、命あるバンドも、いずれは終わる。 こたにのブログにも書いてあるけど、私たちは、私たちの終わり方について話した。これを前向きに話してから、私はもっと大きな声を出していきたいと思った。 私は人に背後にいられるとすごく警戒心をもってしまう。でも、ありさのドラムは、私の全てを委ねられると思っている。 SAKKOのぶりぶり座右衛門?なベースは、そうふざけて言えるぐらいリアルぶりぶりで、彼女はセクシーだなと思ってる。 そして優しくて強い、強いだけじゃなくて優しいこたにのウタ。ありさっこと私が好きなウタだ。 この3人と、同じ時間を生きて、同じ空間で同じものを観て感じて、同じタイミングで音を鳴らして。バンドっていうのは、本当に奇跡なのだと、つい先日身に染みて思った。 だから先に言ったように、いつかは終わりがくるのだと、これを読んだ君には知っておいてほしい。そして、終わる時に後悔しないよう来れる時はライブを観に来てほしい。 バンドが終わる時に、もっとライブに行けばよかったなんて言わないで、ライブ行き切ったし後悔はないって言ってほしい。 Bray meのお客さんには、そういうお客さんであってほしい。と、この状況だと言いにくいことだけど言わせてもらう。 あ、ここまで書いたけど全然終わらないよ。まぁ、いつ何が起きるかわからないからさ、全員もれなく後悔しないように生きてほしいなって思ってる。 今年でいうと、2ヶ月に1回は自主企画をやっていく。 次は5/23 吉祥寺WARPでFILTERとツーマン。 もうすでに楽しみ。 少しずつ会場を大きくしていきたいと思っている。 目指している場所が私たちにはある。 Zeppでたい。アリーナ出たい。 幕張〜!ってこたにに叫んでもらいたい。 フジロックでたい。京都大作戦でたい。 鳩吹公園でBeautiful Worldができるくらい デカくなりたい。 変えていきたい。 Zeppでれた。アリーナ出ちゃった。 幕張〜!ってこたにに叫んじゃった。 フジロックやばかった。京都大作戦感動した。 鳩吹公園でBeautiful World開催して出演できた。 変えていく。 ここで改めてお願いです。 来れるときでいい、ライブに来て下さい。 ライブがよかったら伝えてください。 SNSで広めてください。 昔でいうならかっこ悪いことかもしれない。けど、みなさんの力が頼りな時代でもあると私は思っています。 力を貸してください。 よろしくお願いします。 私はこの生きにくい状況の中でも、私が選んで進んだ道を、後悔なく進んでいきたい。 誰に言われたとか、誰にやらされたとか、そういうの一切なしで、選んだ道が、私の未来なんだと。 【ライブ情報】 2021/04/28 東京 渋谷eggman 2021/05/08 静岡 “正真証明”2021 2021/05/14 東京 府中Flight (こたに弾き語り) 2021/05/16 神奈川 横浜F.A.D 2021/05/23 東京 吉祥寺WARP >>自主企画!! 2021/06/02 東京 吉祥寺Planet K (こたに弾き語り) 2021/06/04 東京 高田馬場clubPHASE 2021/06/27 新潟 GOLDENPIGS BLACK]]>