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新たにき 19

晴れ
 
 
右の膝が痛い
ライブの翌日は、大体右の膝にアザがある
ライブの時にギターにぶつけてるみたい、多分
 
 
昨日まじで楽しかったなァ
僕らの遊び場で金沢行けて良かった
余裕で砂場とか超える遊び場だったな
ジャングルジムよりブランコより楽しかったな
ライブハウスだったな
ツアーぶりにみてくれた人、その時対バンしたバンドマン、はじめましての人、よく来てくれる人、久しぶりにみてくれる人、ちょっと遠いところから来てくれた人、友達やライブハウスの人、
みんなイケてたなぁ
ステージから見えたモノはとてもとても心が震えたし、
フロアから見えたモノにとてもとても心が震えた
なんか、めちゃくちゃ良かったんだよなァ
チェンのおかげよ
ディアチェンをチェンって呼ぶのおもしろ
チェンが進化して、アンリはチャンて呼んでた
ありがとう、チェン
 
 
明日も右膝にハッキリとアザがあるはずだった
今日は
サイチェのリリースをRIPSで祝う予定だった
ライブのはずだった
そこで生まれる奇跡的な瞬間を心震える夜を過ごすはずだった
(どんなものが生まれるかはその時次第)
目の前にいる人にその時しか渡せないモノをうたう予定だった
楽しみにしてたよなぁ
今日の為にいろいろ用意して準備して楽しみにしてたよなぁ
休みとか合わせてくれてたよなぁ
いろいろさぁ
そうだよなぁ
なぁ
延期した先で
その時にしか鳴らない音楽を楽しみにしてて欲しい
 
 
一昨日、トダと電話した終わり際に
「明日の金沢頑張って
いつライブ出来なくなるか分からないから」
って言われて
当たり前だわって思った

鬱血しそうなくらい固く結んでる靴紐を
もう一度締め直した
トダの電話の切り方は癖が強かった
 
 
バーチャルライブ見てくれた人ありがとう
ロボットまじカッケェ
ワクワクした、面白かった
 
 
どんなに良くない事が起こっても
神様は未だに命令をくれない
だから、人間が好き勝手やってる世界
縛られる事を嫌う人もヘンテコな無法地帯で自ら手錠をかける
劇的なストーリーはいつだって誰だって大好物で
その話盛り過ぎじゃない?って思う程のお涙頂戴の台本に
用意したように流れる涙
その涙に自他共に大満足する
“流行り”と似てる現象な気がする
本当と嘘
本物と偽物
王道とイレギュラー
良い人と悪い人
自分の中でいろんな区別がつかなくなる
まじでいろんなモノを見失いそうになる
それでも私がどうにか見失わずにいられるは
うるさい音が優しく鳴るライブハウスで
まじかよってなるほどの奇跡的な瞬間を
グワングワンに心が震える夜を
過ごしてきたからだ
どっからみたってアンダーグラウンドな
“ライブハウス”で育ってきたからだ
陽の目を浴びないような場所のが心地が良い
だって
ずっとずっとなんだか周りに溶け込めなくて
逃げ込んだ場所なのだ
音楽と同じように
はみ出しものアンダーグラウンドの中身は
そこにいる人がちゃんと知ってる
ライブハウスの中身は
ライブハウスが好きな人がちゃんと知ってる
分かりやすく言うと
タバコ吸ってて、片手に酒瓶持って、ゴリゴリのタトゥーが入ってて、サングラスして、めちゃくちゃイカつい人が、
話してみたらめっっっっっっちゃおもしれー!いい奴!友達!最高!
的な感じだ
ってか、
実は神様は地獄に居ましたってなっても
私の目に映る世界は、私の目に映る世界でしかない
見た目、イメージがイケてる(ちょっと悪そうな感じ)の方が
わたしにはかっこよく映るのだ
その中身が最高にカッコいいのだから
そりゃ、好きですってなるよ、ライブハウス
 
 
音楽が好きになって、バンドに憧れて、15歳でまじで何にも分からない状態でバンドを始めた。
近くにはバンドをやってる人も居なかったし、私の住んでた街にはライブハウスがなかった。
雑誌に載ってた初心者セットをメンバーと買って、ワンフレーズ弾けるようになっただけで、見せ合った。
練習しようってなっても、”スタジオ”ってものを知らなかった。
電話帳で調べたスタジオはバレー教室みたいなやつだった。
まじウケる
全て自分達だけで手探りで始めた。
はじめてライブハウスに行ってみようってなって、とりあえず昼間行くことにした。
だって、ライブが夜やってるものだって知らなかったし、目当てのバンドがいるわけじゃなくて、ライブハウスに行ってみたかっただけ。
私は行けなかったけど、当時のメンバーが3人で真昼間のライブハウスに行って、入り口が地下で壁一面ポスターで怖くて中に入れず帰ってきたってエピソードは最高。
夜にライブをやっていると言うことを知り、後日、4人でその隣街のライブハウスに行った。
お世辞にも美しい!とは言えない、入り口から怖かったなァ。
チケット買い方も知らないし、みたいバンドもいない、ドリンク?前売り?当日?分からないが分からない。
受付の人が教えてくれて、チケットを握ったまま、フロアに入った。
暗くて、うるさくて、カッコよかった。
かっこいいと思ったバンドのCDを買った。帰ってめちゃくちゃCDきいた。
それが私が初めて”ライブハウス”に行った時の話。
何も知らなかった。
チケットの買い方。ドリンクチケットの使い方。一夜で何バンドかがでる対バン。
ライブハウスに出るにはどうするか。リハーサルとは。ただの置き物だと思っていたモニターから音が出ている事。歳の近いバンドマンが隣町にいる事。かっこいいバンドがいる事。カッコよくないバンドがいる事。連チャンライブの疲れがどうしようもなくなった時はキューピーコアゴールドって事(Quarsの遠藤さんが教えてくれた)。
ライブハウスでいろんな人に出会って、いろんなライブを見て、いろんな音楽に出会って、いろんな想いをして、いろんな事を教えてもらって、いろんな自分に会って、いろんな事がたくさんあった。(エビデンスロード)
今思ったけど、今まで何本のライブを見てきたんだろ。
メンバー分全部足したらいくつだろう。
全てではないけど、ライブハウスで育った。
特にバンドの事に関してはやっぱり大きい。
となると、結構ライブハウスで育った感じ。
アンリもさっこもありさもきっとそうだと思う。
 
 
私は昔から、
愛する人が誇れるような人間でありたいと思う。
愛する人の望む人じゃなくて、誇れる人が良い。
(モテないのでこの考えはお勧めはしない)
だから、
愛するライブハウスが誇れるような人間でいたい。
カッコいいライブハウスが育ててくれたのだから
アホみたいな真っ暗な未来予想図に騙される私達じゃない。
カッコよくいたい。
もちろん、誰かじゃない。
私が思う、”カッコいい”が良い。
私は強くないから、弱いから、
あのメロディーとあの歌詞が書けたんだなァ
次会える時まで
“より良く”になってるので
不確かな未来を楽しみにしてて欲しい。
だから、
ライブハウスに愛を込めてラブソングをうたう。
それが、
to UNDERGROUND
声出しオッケーになったら
イェェェェェェェェェェって一緒にうたおうぜ
それまでは前後左右上下斜めソーシャルディスタンス内で最大限に揺れながら聴くと楽しいよ
 
 
はじめてライブハウスでみたバンドはもう解散した。
そのバンドのステッカーは今も全国のライブハウスで時々見かける。
その度に思い出す。
でっち上げのお涙頂戴物語よりも
グッとくる物語がライブハウスにたくさんある。
 
 
ただの場所なのにね。
 
 
あれ
全然、曲の話するつもりなかったんだけど
どうして
明日だとアザが薄くなるから
今思ってる事を書いておこうと思っただけなんだけど
まぁ
こういう事もあるよね
それでこそ
たにき
 
出逢えて良かった。なんて言葉を貰う。
有り難く大切に受け取った後に、
馬鹿な事言ってんじゃないよってよくお母さんとかが言うテンション感で言いたい。
言う前に小さなため息とか吐きたい。
その後に
たくさんある音楽の中から見つけてくれてありがとうだし、
何度も言うけど、私達の曲に触れられるその心を持っていてくれてありがとう。
そう熱弁したい。
残念ながら、私達の曲は優しくない。
まじかーそれ言っちゃうー?気付きたくなかったわー、考えたくなかったわー、認めたくなかったわー、みたいな事も多い。
自分と向き合わなきゃいけなくなる場合もある。
基本的に人生ハードモード系BGMって感じ。
まぁ、優しさとはって話になりますので終わります。
カチカチに固まった心でも
自分だけが進めていないように見えても
たまたま鳴った音楽だとしても
私達の音楽を選んで、側に置いてくれたのは
どちらさんですか
あなたさんです
この先もそいつ(曲)ずっと居るので
よろしく頼むよ
出逢えて良かったって
めちゃくちゃ素敵な言葉だなァ
 
 
思いっきり、流行りたい
28日は渋谷eggmanでライブです!
ライブ解禁時とオープンスタート時間が変更してるので、お気をつけて
来てくれる方へのお願いとかもあるので、HPチェックして下さいな!
アヤヤトゥーヤー